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イギリス英語とアメリカ英語を比べた際の文法の違いについて
イギリス英語とアメリカ英語を比べた際、ボキャブラリーの違い、単語の違いはとても多いです。そして特に「文法の違い」に関しては比較的少ないです。
私が英語を教えているクラスの生徒にも、「イギリス英語とアメリカ英語の文法の違い」について質問される事が多いので、今回はその文法の違いについて最も質問が多い、「未来形のshallとwillの使い方」について紹介してみたいと思います。
ちなみに日本では中学校の2年生の時に未来形を勉強しますよね^^。その時にwillの使い方が紹介されます。

こちらの記事もお勧め:
イギリス英語とアメリカ英語において「shallとwill」の使い方の違い
中学校で勉強するアメリカ英語の例文:
When will you go to New York?
(あなたはいつニューヨークに行くつもりですか?)
I will go to New York next year.
(私は来年ニューヨークに行くつもりです。)
I won’t go to school tomorrow.
(私は明日学校に行きません。)
※(will not → won’t)
しかしイギリス英語の正式な文法ルールでは一人称(I, We)の場合は「will」ではなく「shall」が正しい使い方になります。
例としてイギリス英語では以下のような文法になります。
イギリス英語での例文:
I will go to Japan next year. (間違え)
I shall go to Japan next year. (正しい)
(私は来年日本に行くつもりです。)
We won’t play tennis tomorrow. (間違え)
We shan’t play tennis tomorrow. (正しい)
(私たちは明日テニスをしません。)
※(shall not → shan’t)
一方アメリカ英語では、どの場合でも「will」が使われます。イギリス英語の場合「shall」を使う方が適切です。
しかし近年、イギリスでも若者の間では「will」が使われる事が多くなりました。イギリスの学校の授業では、正式な英語文法の授業はもうなくなりました。
ですから、若者の多くは正しい文法について理解していない人が多いと思います。ですが、中年・お年寄りの年代の人達は(私の両親と祖父母も含まれます)現在でも「shall」を使っています。
上記の例は未来形ですが、誰かに義務や決定・許可を伝える場合、「willとshall」の使い方は逆になります。
イギリス英語で義務や決定・許可を伝える場合
この文法は法律関係の書類や、規則を説明している書類でよく使われます。
実際の例文:
You shall go to school tomorrow.
(あなたは(絶対)明日学校に行きなさい!)
I will not allow it!
(私はそれを絶対に許さない!)
「~しませんか?」、「~しましょうか?」のshall
イギリス英語でも、アメリカ英語の場合でも「Shall we ~?」や「Shall I ~?」というフレーズは「~しませんか?」か「~しましょうか」になります。
実際の例文:
Shall I close the window?
(窓を閉めましょうか?)
Shall we dance?
(踊りませんか?)
ハリー・ポッターの米語翻訳
ハリー・ポッターは元々イギリス英語で書かれていました。ですから当然イギリス英語の単語や文法が使われています。
しかしこのままではアメリカ人の子供が理解出来ない為に、アメリカ向けとして英語から米語に翻訳されました。
これに伴う変更点としては殆どがボキャブラリーに関する点ですが、他にはイギリス英語の「shan’t」もアメリカン風に変更されて「won’t」になりました。
Shan’tという省略はアメリカ英語ではとても珍しいんです。この点に注目してハリー・ポッターの米語翻訳版を読んでみると面白いかもしれません^^
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