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「Me too」と「Me neither」の使い方と違い:否定文の質問・答え方について紹介

「Me too」と「Me neither」の使い方と違い:否定文の質問・答え方について紹介
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日本人の英語学習者がよく間違える「Me too」と「Me neither」の使い方と違いについて



今回の記事はかなり基礎的な英文法を紹介したいと思います。そして今回紹介するこの文法ポイントは、日本人の英語学習者がよく間違えるポイントなので紹介してみようと思いました^^。


私は仕事で日本人の中学生に英語を教える機会があります。そして時々ですが、日本人の大人にもプライベートレッスンで英会話を教える事もあります。

その際に私は多くの人達が共通して間違えるあるポイントに気がつきました。それは、「me too」と「me neither」(=「私も」)の使い方についてです。


実は、「Me too」と「Me neither」の使い方を間違えても言いたい事は通じますが、かなり「外国人」っぽい英語に聞こえます^^。この間違いをする方は多くの場合、日本語の「私も」から直訳して使っている場合が多いと思います。

しかし、外国語学習者にとって「母国語から直訳する事」はとても悪い癖になりますので、初めからネイティブっぽい表現を使うようにした方がいいと思います。

では、「Me too」と「Me neither」の違いを見てみましょう。


「Me too」と「Me neither」の使い方と違いについて紹介「Me too」と「Me neither」の使い方と違いについて紹介

参考記事:



ネイティブっぽい表現を使う為の工夫: 1. 「Me too」について



「Me too」は日本語の「私も」という意味になりますが、英語では相手が否定文を使った場合、「Me too」を使う事が出来ません。

例えば・・


良い例:

A: I’m a big football fan.
(私はサッカーの大ファンですよ。)


B: Me too!
(私もそうですよ!)
※この文章はオッケーです!



悪い例:

A: I don’t really like football.
(私はサッカーがあまり好きではありません。)


B Me too.
(私も。)
※この「Me too」はダメなケースです!


上記の例文では、「Me too」ではなく、「Me neither」を使うべきです。何故なら、「I don’t really like football」は否定文です。否定文に対しては、「Me neither」という表現を使います。


ところで、「neither」には”二つの発音”があります。「ニーザー」と「ナイザー」という二つの発音です。アメリカ人は主に「ニーザー」という発音を使いますが、イギリス人はどっちも使います。

イギリスでは「ナイザー」という発音は主に、中・上流階級の人に使われる気がします(笑)。しかし、どちらでもオッケーです。



もう一つ似ている間違いを紹介したいと思います。これは否定文の質問に対する答え方の間違いです。この間違いもまた日本語から直訳して答えてしまったという問題だと思います。

普通の疑問文(質問)に対して、「Yes」か「No」という答え方は分かりやすいと思います。

例えば・・・。


例文:

A: Do you like football?
(あなたはサッカーが好きですか?)

B: Yes, I do. / No, I don’t.
(はい、好きです / いいえ、好きではありません。)


A: Did you go to school today?
(あなたは今日学校に行きましたか?)

B: Yes, I did. / No, I didn’t.
(はい、行きましたよ / いいえ、行きませんでした。)


上記の例はかなり分かりやすいと思います。中学校の1・2年生の時に勉強したはずです。しかし、質問が否定文になる場合、どうやって答えればいいのでしょうか?



例文:

A: You don’t like football, do you? (否定文の質問)
(あなたはサッカーが好きではないよね?)


B: No, I don’t. / Yes, I do.
(そうですね。サッカーは好きではありません / 違うよ。好きですよ。)


A: You didn’t go to school today?
(今日は学校に行かなかったの?)

B: No, I didn’t. / Yes, I did.
(そうですね。行かなかった / いや、行ったよ。)


つまり、否定文の質問の場合、相手が言っている事に同意したい場合は「No」と言います!そして、反対する場合、「Yes」と言います。この答え方は日本語の答え方と逆ですね。

ですから、私の生徒はこのポイントをよく間違えます。私は先週、ある高校生の生徒とプライベートレッスンでこのような会話をしました。


例文:

マリ: School was cancelled today because of the typhoon, so you didn’t have to get up early today, did you?
(台風のせいで休校になったね。だからあなたは今日早く起きなくて良かったよね。)

生徒: Yes.
はい。



上記の場合、彼女は「そうですね、早く起きなくて良かった」と言いたかったと思いますが、英語での正しい答え方としては、「Yes」ではなくて、「No, I didn’t」になります。

この場合、「Yes」だけで答えると、「そうですね」なのか、「違いますよ」のどちらを言おうとしているのか相手は理解出来ません。


では、簡単な小テストを行いましょう!(正解は最後に書いてあります)。



1. I can’t stand this hot weather.
(私はこの暑い天気が耐えられないよ。)

A: Me too.
B: Me neither.


2. I love listening to classical music.
(私はクラシック音楽を聴く事が大好きです。)

A: Me too.
B: Me neither.


3. You don’t have to go to work tomorrow, do you?
(あなたは明日仕事に行かなくていいよね。)

(「そうですね。行かなくていい」という答えを選んでください)
A: Yes, I do.
B: No, I don’t.


4. It’s not going to rain tomorrow, is it?
(明日は雨降らないよね。)

(「違うよ。降るよ」という答えを選んでください)
A: Yes, it is.
B: No, it isn’t.


5. You didn’t have to study last night, did you?
(あなたは昨晩勉強しなくて良かったよね。)

(「そうですね。勉強しなくてよかった」という答えを選んでください)
A: Yes, I did.
B: No, I didn’t.


小テストの正解:




問題:1. 正解は「B」
問題:2. 正解は「A」
問題:3. 正解は「B」
問題:4. 正解は「A」
問題:5. 正解は「B」


以上になります。
皆さんも今度、英語で話す場合「Me too」と「Me neither」の使い方を意識して使ってみましょう^^


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