イギリス人の会話でよく耳にするスラング「gaff」、「gander」、「grafter」とはどんな意味?
今回の記事では久しぶりに「イギリス英語のスラング」を紹介したいと思います。イギリス英語の日常会話は、数多くのスラングとイディオムを使います。
ですからネイティブの会話をより深く理解する為には出来るだけ数多くのスラングを覚えると良いと思います。
また、これも度々言う事ですが、自分がスラングやイディオムを使わなくても、それらの意味が理解出来ていれば、イギリス人との英会話、テレビドラマや映画の台詞、音楽の歌詞をより深く理解する事が出来るようになると思います。
それでは、今回紹介するスラングは全て「G」から始まるイギリス英語のスラングです!

こちらの記事もお勧めです:
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イギリス英語のスラング: 1.「gaff」
意味:人の家・アパート・住宅
イギリス英語のスラングで「gaff」は「誰かの家・アパート・住宅」という意味になります。この単語の由来は少し不明ですが、もしかすると元々ロマニー語(ジプシーの言葉)から来ていると考えられています。
「gaffe」という単語も同じ発音になりますが、意味が違います。「gaffe」は「失言」という意味になります。
参考記事:「フィリップ エディンバラ公の酷い失言を紹介」
実際の例文:
Mike’s new gaff is really nice.
(マイクの新しい住宅はとても素敵です。)
Let’s go to Tom’s gaff tonight. He’s having a party.
(今夜はトムの家に行こうよ。彼はパーティーを行っているみたい。)
イギリス英語のスラング: 2. gander
意味: 見る事
この単語は名詞ですが、主に「have a gander」というフレーズで使われています。「have a gander」は「~をちらっと見る事」という意味になります。
「gander」という名詞は元々は「ガチョウの雄」という意味です。「首の長いガチョウがあちこち見ている」というイメージから来ているイディオムです。
「have a gander」は主にイギリス英語の言い方ですが、アメリカ英語では「take a gander」という言い方が使われています。元々アメリカ英語の表現だったそうですが、「have a gander」はもうイギリス英語の言い方になっています。
実際の例文:
What book are you reading? Can I have a gander?
(あなたは何の本を読んでいるの?ちょっと見ていい?)
I’ll just have a gander at your car’s engine. I think I can fix it.
(あなたの車のエンジンをちょっと見てみるよ。私は直せると思うよ。)
イギリス英語のスラング: 3. grafter
意味: 働き者、頑張り屋
この単語は「一生懸命働く人・頑張る人」という意味になります。「graft」(一生懸命働く・大変な仕事)という動詞・名詞から来ています。
「hard graft」(=大変な仕事・労働)という表現は元々”オーストラリアやニュージーランド”で使われている表現だったそうです。
しかし、「graft」という単語は元々「ノルド語の”groftr”(=掘る)」という単語から来ているそうです。
お勧め記事:「イギリス英語とオーストラリア英語の違い・共通点について」
実際の例文:
He’s not a fast runner or a talented footballer, but he is a grafter.
(彼は足が早くないし、凄い才能のあるサッカー選手でもないですが、彼は頑張り屋です。)
I don’t like working in an office. I prefer to graft outside.
(私はオフィス系仕事が好きじゃない。私は外で労働する方が好き。)
Are you sure you want to become a lawyer? It’s a lot of hard graft at uni.
(あなたは本当に弁護士になりたいの?大学で大変な勉強をする必要があるよ。)
以上、今回はイギリス英語の会話でよく耳にするスラングを紹介してみました。
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意味: 働き者、頑張り屋
この単語は「一生懸命働く人・頑張る人」という意味になります。「graft」(一生懸命働く・大変な仕事)という動詞・名詞から来ています。
「hard graft」(=大変な仕事・労働)という表現は元々”オーストラリアやニュージーランド”で使われている表現だったそうです。
しかし、「graft」という単語は元々「ノルド語の”groftr”(=掘る)」という単語から来ているそうです。
お勧め記事:「イギリス英語とオーストラリア英語の違い・共通点について」
実際の例文:
He’s not a fast runner or a talented footballer, but he is a grafter.
(彼は足が早くないし、凄い才能のあるサッカー選手でもないですが、彼は頑張り屋です。)
I don’t like working in an office. I prefer to graft outside.
(私はオフィス系仕事が好きじゃない。私は外で労働する方が好き。)
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