イギリス英語

ジュード・ロウの英語のアクセント・発音を徹底分析

ジュード ロウ

イギリス人の俳優 ジュード・ロウはどんなアクセント?



Mairi
Mairi
皆さん、こんにちは。今回はまた読者の方から面白い質問を頂きました。今回のテーマはイギリス人の俳優 ジュード・ロウのアクセントと話し方についての質問になります。


頂いた質問内容はこちら:



読者の方の質問:


初めまして。いつもイギリス英語の勉強をする際に参考にさせて頂いております。

アメリカ英語との違いや、イギリス英語特有の表現などとてもわかりやすく、非常に勉強になります。また勉強法についても参考にさせて頂いております。

今までRPアクセントを勉強してきたのですが、俳優のジュードロウさんのアクセントが気になり、質問させていただきました。

ジュードロウさんのアクセントはRPアクセントなのでしょうか? それともロンドン周辺の訛りがあるのでしょうか。

お手隙の際に返信いただけると幸いです。






ご質問ありがとうございました。そして、いつも当サイトを読んで頂きましてありがとうございます。

今回頂いた質問に答える前に「ジュード・ロウ」というイギリスの俳優をご存知ない方もいると思いますので、彼の話し方を分析する前に彼のキャリアを少しだけしたいと思います。

それでは、ジュード・ロウとはどんな人なのでしょうか?





ジュード・ロウについて


ジュード・ロウ(英:Jude Law)は、1972年12月29日にロンドンで生まれました。彼の本名はデイビッド・ジュード・ヘイワース・ロウ(英:David Jude Heyworth Law)です。彼の両親は二人とも学校の先生です。

そして、彼にはお姉さんもいます。「ジュード」という名前は、イギリス作家の「Jude the Obscure」という作品とビートルズの「Hey Jude」という曲からインスパイヤされたそうです。彼はイギリスの私立の学校に通っていました。




ジュード・ロウが出演した有名な映画・ドラマ


ジュード ロウ
ジュード・ロウのテレビデビューは「Shopping」というテレビドラマシリーズでした。しかし、彼が有名になったきっかけは「Wilde」という映画作品でした。その映画でジュード・ロウはオスカー・ワイルドの恋人役を演じました。

ジュード・ロウは1999年に「リプリー」(英:The Talented Mr Ripley)という映画に出演しました。彼はその映画のためにサックスを熱心に練習し演奏できるようになったようです。彼は「リプリー」に出演した事によって、BAFTA賞を受賞しました。

他には、The Holiday、Alfie、My Blueberry Nightsなどの映画にも出演しています。彼は映画だけではなく、舞台にもよく出ています。1980年代から色々な演劇に出演しています。



ジュード・ロウのお勧め作品


ジュード・ロウのファンという方であれば、彼の作品は全てを見た方が良いと思いますが、ここでは「イギリス英語の勉強になる」という視点で彼が出演した映画作品を紹介したいと思います。

彼は場合によって映画のために「アメリカ英語のアクセントを使う」事もあります。そのため、今回はわざとイギリス英語の映画作品だけを紹介していきます。



>> アルフィー



>> Wilde



>> ホリデイ




ジュード・ロウのプライベートライフ


実は・・イギリスでジュード・ロウは俳優としてのキャリアよりも、私生活の行動の事で注目を集めている人物だと思います(笑)。ジュード・ロウは間違いなくハンサムな俳優なので、女性にとても人気があります。

しかし、彼にはプレイボーイのイメージがあります(笑)。彼は1997年に女優のセディ・フロストと結婚しました。彼女との間に3人の子供が生まれましたが、2003年に離婚しました。彼はその後、シエナ・ミラーという美人女優と婚約しました。

その二人は2006年まで付き合っていましたが、ジュードは自分の子供の面倒を見てもらっているのメイドの女性と浮気しました。その事件はイギリスのタブロイド新聞で大騒ぎになりました(笑)。

また、彼は2008年にアメリカ人のモデルと付き合って、その女性との間に子供が出来ました。そして、さらに2015年にまた違う女性と子供が出来ました。その後、2019年の5月にまた違う相手(Phillippa Coan)と結婚したそうです。




ジュード・ロウが話す英語のアクセントは?


それでは、ようやく本題の質問に答えてみます(笑)。先程、ジュード・ロウはロンドン生まれという事を書きました。そして、彼の両親は学校の先生ですし、彼は私立学校に通っていました。

やはり、彼は「典型的なミドルクラスのイギリス人」だと思います。私はこの記事を書くために彼のインタビューをいくつか確認してみました。私の意見では、彼のアクセントはRPというよりも、「Estuary English」というアクセントだと思います。

この「Estuary English」とは、ロンドンとロンドンの周辺で使われている話し方です。つまり「コックニーアクセント」と「RP」の間といった話し方になると思います。

つまり、Estuary Englishは「RP」ほど「posh」ではありませんが、「コックニー」ほど「ワーキングクラス」ぽっくありません。少し説明しにずらい違いですね(笑)。

それでは、実際にジュード・ロウのインタビューを聞いてみましょう。





ジュードの初めてのセリフは「sitting in my garden」でした。しかし、ジュード・ロウは「RP」の「セィティング・イン・マイ・ガーデン」という発音ではなく、「セィディニンミガードゥン」という発音で話しています。

つまり、「sitting」の「tt」をはっきり発音していません。その代わりに声門閉鎖音(英:glottal stop)を使います。そして、「my」の代わりに「me」(発音:ミ)という発音を使っています。これは少しコックニーっぽい発音ですね。




しかし、彼は「Harry Potter」と言う際に「ハリー・ポター」という「RP」の発音を使っています。本当のコックニーであれば「アリー・ポッアー」に近い発音を使うと思います。

つまり、ジュード・ロウは場合によってRPの発音を使ったり、コックニーっぽい発音になったりしています。やはり、こういった事からも彼の英語は「Estuary English」と呼ばれるのではないかと思います。もっと言うと、彼の発音はコックニーよりもRPに近いのではないかと思います。


私の個人的な意見ですが、ジュード・ロウという人は会話相手によって英語のアクセントを選ぶタイプの人だと思います。例えば、相手が本当のコックニーであれば、ジュード・ロウのアクセントがもう少しコックニーっぽくなると思います。

相手がちょっとposhなRPタイプな人であれば、ジュードも相手に合わせてそういったアクセントで話すのではないかと思います。それは彼が俳優だからという訳ではなく、会話相手に「posh」だと思われたくないからなのではないかと思います。




イギリス人は会話相手のアクセントを聞いて「相手の階級」が直ぐに分かります。そのため、相手とのアクセントが違いすぎると、階級の差を感じる場合があります。

そのため、ミドルクラスの人は「会話相手によってアクセントを少し調整する」という行動をとると思います(笑)。私も知らないうちに自然にそうしているのかもしれません。私もジュード・ロウのように典型的なミドルクラスのイギリス人なので、彼と同じようなアクセントで話します。

しかし、会話相手がコックニーっぽい人であったら、自分のアクセントも少し変わる気がします。これは意識してやっている事というわけでもありませんが、「私はposhではないしスノッブではないよ!」というメッセージを与えたいのでRPのposhさを抑えるような気がしています(笑)。



ジュード・ロウのアクセントのまとめ


今回の質問をまとめると、彼が話している英語はRPとコックニーの間ですが、RPに近い「Estuary English」と呼べばよいと思います。

以上になります。他にも、イギリス英語に関する質問があれば、是非ご連絡くださいね!



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