イギリス英語が変化している? 最近の文法や省略形の傾向

イギリス英語が変化している? 最近の文法や省略形の傾向
目次

最近のイギリス英語のアメリカ英語化と文法・省略形の変化

皆さんこんにちは。今回の記事では、読者の方から頂いた「イギリス英語の変化・アメリカ英語化」に関連する質問にお答えしてみたいと思います。

確かに最近のイギリス人(特に若者)はアメリカのメディアの影響によってアメリカ英語に影響されている人が多くなっています。

当サイトでも過去に何度もアメリカ英語とイギリス英語の関係について書いていますが、人気のあるテーマなので毎回反響があり、多くのイギリス英語学習者の方の参考になると思いますので、良いテーマだと思います。

最近になってとても多くの質問を頂くようになりました^^ これは本当に嬉しい事です。益々サイトの更新のモチベーションが上がってきていますので、時間がある時にドンドン順番に答えていきます!

それでは、今日の質問はこちらです:

読者の方の質問:

はじめまして。先日ふとしたきっかけでこちらのサイトを発見し、楽しく拝読しています。

どの言葉も時代とともに変化するものだとは思います。

日本語ではこのところ、なんでもかんでも「〜させていただき」という表現に溢れ、中高年以上の世代にはほんとに耳煩わしいのですが、(拝見し、伺い⇒見させていただき、承り⇒受けさせていただき、などなど)

現代の英国において単語や表現方法など、最近起こりつつある変化なんて何かございますか!?

また、日本語では独特の省略の仕方が時代ごとに色々ありますが、(テレビジョン⇒テレビ、コンビニエンスストア⇒コンビニ、はんぱねぇ⇒ぱねぇ、などなど)

英語では省略の仕方になにかしら一定のルールはございますか!? アメリカやオーストラリアとの違いもお聞きしたいです。

よろしくお願い致します。

まずはご質問ありがとうございます。そして、当サイトを発見して頂きましてありがとうございます^^

それでは、今回の質問内容は二つありますので、それぞれ順番に答えていきたいと思います。先ずは「時代と共に変化する表現・言葉」を先に紹介していきます。

イギリス英語のアメリカ英語化が進んでいる? その背景は?

イギリス英語のアメリカ英語化が進んでいる? その背景とは?

私の意見では「イギリス英語はとても速く変化している」のではないかと思っています。もしかすると、日本語よりも速いペースで変化しているかもしれません。

何故なら、英語は世界の共通言語として使われ、英語の種類(アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語等)が多く「お互いの(英語圏)国で影響し合う」という傾向があるからです。

多くのイギリス人はイギリス英語の”アメリカ英語化”に悩んでいます。アメリカの人口はイギリスの人口の5~6倍くらい多いですし、アメリカの文化的な影響も強いので、アメリカ英語からイギリス英語へやってくる言葉、表現は沢山あります。

これはただの例ですが、イギリス人は一般的にカフェやレストランで何かを注文する際に「Can I have ~, please?」という表現を使いますが、最近、アメリカ英語の「Can I get ~?」という言い方が使われるようになりました。

最近のイギリス英語の文法の変化

最近のイギリス英語の文法の変化

そして、もう一つのトレンドは「名詞を動詞として使う事」だと思います。これもアメリカ英語っぽいトレンドだと思います。

例えば、私は若い頃「gift」(プレゼント・贈り物)という単語を必ず名詞として使っていましたが、最近は「動詞として使われる」という傾向があります。

I gifted her this ring」(僕は彼女にこの指輪をプレゼントとして贈りました)という言い方が最近は流行っていますね。

もう一つの例はスポーツの大会等でよく使う「medal」という単語です。私は「medal」は名詞だと思っていましたが、最近は動詞として使われています。

例えば、最近は「He medalled at the Olympics」(彼はオリンピックでメダルを獲得しました)という言い方がよく使われています。

他にも「「名詞」→「動詞」」という例が数多くあります。

  • to friend (友達になる)
  • to defriend (SNSで友達をカットする)
  • to card (審判がレッドカードやイエローカードを出す)
  • to trend (流行る・ブームになる)

もう一つの変化は「動詞の原形」→「動詞の進行形」という変化です。例えば、「I love ~」は最近「I’m loving ~」という言い方を使う人が増えています。

「Love」は元々「感情を表す動詞」なので原形として使うはずなのですが、最近は進行形の使い方が流行っています。これはマクドナルドの宣伝・シーエムの影響だと思います(笑)。

英語は特に速く変化する言語なので、これは新しい現象ではありませんが、インターネットの影響もあり昔よりも、より変化が速くなっている気がします。

イギリス英語の単語の省略形が変化している

イギリス英語の単語の省略形が変化している

日本語の特徴の一つは単語を省略する事ですね。例えば「テレビジョン」→「テレビ」、「コンビニエンスストア」→「コンビニ」などの省略は良い例だと思います。イギリス英語でも省略はよく使われています。

日本語では、最初の2~3文字だけ取る省略方法が多いですよね。一方、イギリス英語では「~y」という省略があります。例えば、「television」はイギリス英語で「telly」という省略になります。

単語を短くして「y」をつけると、単語が「可愛い」ような印象になると思います。他にも沢山あります!

  • biscuit (クッキー)→ biccy/biccie
  • umbrella (傘)→ brolly
  • football (サッカー)→ footy/footie
  • wellington boots (ゴム製長靴)→ wellies
  • breakfast (朝食)→ brekkie

オーストラリア英語とイギリス英語はこの点で似ています。オーストラリア人も「~y」というスラングをよく使います。例えば。

  • barbecue [バーベキュー)→ barbie
  • tin (can) of beer (缶ビール)→ tinny
  • sunglasses (サングラス)→ sunnies

そして、イギリス人(またはオーストラリア人)は人の名前を同じように短くして「y・ie」をつける傾向があります。

  • James → Jamie
  • Andrew → Andy
  • Alexandra → Ally
  • Victoria → Vicky
  • Henry → Harry
  • Alfred → Alfie

もう一つのイギリス英語っぽい「単語・名前を省略する方法」は「er(s)」をつける事です。しかし、これはかなり「アッパークラス」の省略方法です。例えば。

  • rugby → rugger
  • association football → soccer
  • champagne → champers
  • Twickenham (ラグビースタジアムの名前)→ Twickers
  • stark naked (完璧に裸)→ starkers

そして、アッパークラスの人はよく人の名字を省略します。また、クリケットというスポーツでは以下のような省略方法がよく使われています。

  • Mike Atherton (元イングランドクリケットチームキャプテン)→ Athers
  • Henry Blofeld (ラジオクリケットコメンテーター)→ Blowers
  • Phil Tuffnel (イングランドクリケットチームメンバー)→ Tuffers

クリケットやラグビー等の(アッパークラスの人が特に好む)スポーツでは、そういうニックネームをつける場合が多いです。

オーストラリアもクリケットをやる国なので、「er(s)」という名前を省略する方法がよく使われます。しかし、アメリカ英語では、そういう省略のやり方が使われていないと思います。

それでは以上になりますが、頂いた質問にはちゃんと答えられましたでしょうか? 他にも質問があれば是非ご連絡くださいね^^ お待ちしています!

イギリス英語が変化している? 最近の文法や省略形の傾向

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアよろしくお願いします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

イギリス英語のバイブル教材

イギリス英語のバイブル ブリティッシュイングリッシュマスター 

 

ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の例文は私が作っているので、ネイティブのイギリス人としての英語のニュアンスはとても自然な英語です。

ネイティブのイギリス人が日常的に使う自然なフレーズ、アメリカ英語との違いを比較しながら、イギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。

本書ではイギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。
RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

 

目次