英語で「ゴミ収集車」という際のイギリスとアメリカの言い方の違い
皆さんこんにちは。今回の記事ではイギリス英語とアメリカ英語の単語の違いとして「ゴミ収集車」というボキャブラリーをテーマにお話してみたいと思います。
最近ある方にイギリス英語で「ゴミ収集車」は何というの?という質問を受けました。一見すると簡単そうな質問ですが、それと答えるには以外と難しかったです!
それは何故なら、イギリス人はあまり「ゴミ収集車」という意味になる単語を使わないからです(笑)。アメリカ英語で「ゴミ収集車」は「garbage truck」という言い方があります。
しかし、イギリス英語の場合、もっと色々な言い方があります。イギリス人の知り合いや友達に聞いても「なんだろうね・・?」という答えしか返ってきません(笑)。そのくらい個人によって言い方が違うようですね。
人によって言い方は変わる事は勿論、年齢や、住んでいる場所などによっても違いがあるようです。そこで、今回の記事では「ゴミ収集車」という意味になる色々なイギリス英語の表現を紹介したいと思います。
イギリス英語で最も一般的な「ゴミ収集車」という意味の「bin lorry」
まず最初に紹介するのが、「bin lorry」という言い方です。この「lorry」とは、以前にも紹介した事がありますが、イギリス英語で「トラック」という意味になり、「bin」は「ゴミ箱」という意味です。
つまり「ゴミ箱に入っているゴミを集めるトラック」というそのままの意味になる表現です。この言い方はす最もよく使われるのではないかと思います。
しかしイギリス人の多くは単純に「the bin men are coming」(ゴミ収集の人が来ているよ!)などの表現を使う事が多いと思います。
この「bin man/men」は「ゴミを集める人」という意味になります。もしゴミ収集をする人が女性の場合は何と呼べばいいかわかりません(笑)。「bin people」なのかな・・。
それでは、実際のイギリス人の「bin lorry」の使い方を例文でみてみましょう。
bin lorryの使い方 例文
A: What does your brother do for a living?
(弟さんの仕事は何ですか。)
B: He drives a bin lorry.
(彼はゴミ収集車の運転手です。)
A: Is that the bin lorry ahead?
(前にいるのはゴミ収集車かな?)
B: Yes. They’re earlier than usual.
(そうね。いつもより早いね。)
イギリス英語で「ゴミ収集車」という意味になる少し古い言い方「dust cart」
もう一つ紹介する言い方は少し古い言い方ですが、「dust cart」(またはdustcart)という言い方です。最近はこの言い方を殆ど耳にする事はありませんが、私のおばあちゃん世代の人達は使っていたような言い方です。
「dust」は「ほこり」という意味になりますが、この文脈では「ゴミ」という意味として使われています。
そして「cart」は「馬車」という意味になりますが、現代の「dust cart」は馬車ではなくて自動車ですね(笑)。
まだ今でも、この言い方を使う人はいますが、そのうちいなくなると思います。下記のグラフは「bin lorry」と「dust cart」の使用率を比較しています。
やはり、このグラフをみると分かると思いますが、現在「bin lorry」の方が多く使われています。「dust cart」という言い方は年々減っていますが、「dustman」(ゴミ収集者)はまだ使われていると思います。
それでは、実際にイギリス人が「dust cart」という言い方を使う際の例文を見てみましょう。
dust cartの使い方 例文
A: The lights are green, so why have all the cars stopped?
(青信号だけど、どうして車が止まっているの?)
B: A dust cart is blocking the road.
(ゴミ収集車が道路を邪魔しているからだよ。)
A: Why did you wake up so early this morning?
(あなたは今朝どうしてそんなに早く起きたの?)
B: The dust cart came at 6am and made a lot of noise.
(ゴミ収集車が6時に来てとてもうるさかったんだよ。)
rubbish lorry、rubbish truckという言い方
次に紹介する「rubbish lorry」または「rubbish truck」もたまに耳にしますが、これは少し不自然な言い方だと思います。
まず「rubbish」は「ゴミ」という意味になります。「lorry」と「truck」は同じ「トラック」という意味になります。
イギリス人はこの言い方をあまり使わないと思いますが、これもイギリス人には通じますので、会話で使っても意味は理解されます。それでは、例文で使い方を見てみましょう。
rubbish lorry,rubbish truckの使い方 例文
A: Is that a delivery van outside your house?
(あなたの家の前に止まっているのは配達の車ですか。)
B: No, it’s the rubbish lorry.
(いいえ、ゴミ収集車ですよ。)
A: What days does the rubbish truck come?
(ゴミ収集車は何曜日に来る?)
B: Every Wednesdays and Fridays.
(毎週の水と金曜日ですよ。)
最も正式な「ゴミ収集車」という言い方 refuse collection vehicle
これは最も「正式な言い方」だと思います!例えば、市役所のウェブサイト等で「ゴミ収集車」について見てみるとこのような言い方が使われています。
しかし、日常会話では誰も使わないと思います(笑)。「refuse」は「ゴミ」という意味になり、「collection」は「収集」という意味になります。「vehicle」は「自動車」という意味になる単語です。
例えば、仕事の募集サイトでこの職業を調べると「refuse collection driver」という記載があります。しかし、普通の会話では「binmen/binman」という言い方を使う人が多数です。
まとめ:「ゴミ収集車」は英語で何と言う
まとめると、イギリス英語で「ゴミ収集車」という意味になる表現が意外と多いです。例えば、以下のような言い方があります。
- bin lorry
- dustbin lorry
- dustcart/dust cart
- bin truck
- rubbish lorry
- rubbish truck
- refuse collection vehicle
最もよく使われている言い方は「bin lorry」だと思いますが、どの言い方でも通じます。しかし、ゴミ収集について話す際には、そのトラックの名前よりも収集している人について話すと思います。
例えば、日本語の「ゴミ収集車が来ているよ」という言い方をイギリス英語にすると「the bin men are coming」という英語になります。「ゴミ収集者」も色々な言い方があります。
- binmen/binman
- dustman
- refuse collector
この「dustman」は少し古い言い方ですが、それでもまだまだ使う人はいます。それでは、これで以上になります。
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