イギリス英語の口語・スラングで、とても、凄く、全くの~という意味の表現
皆さん、こんにちは。イギリス英語の勉強は順調に進んでいますでしょうか^^
最近は読者の方から頂いた質問が中心になっているので、今回の記事は久しぶりにイギリス英語のスラングを紹介したいと思います。
今回紹介するのは、「スラング」と言うより、「口語的表現」(=colloquialism)として考えた方が良いかもしれません。「口語的な副詞」の「dead」、「right」、「well」になります。
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イギリス英語のスラング: dead
dead:スラング的な意味「とても、凄く」
通常の英語の使い方では「dead」は形容詞で「死んだ」という意味になりますが、イギリス英語のスラングでは「とても」や「凄く」という意味にもなります。
この使い方はアメリカ英語にはありませんが、アイルランド人は「dead ~」を使います。
私はオーストラリア人の友達に聞いてみましたが、「dead tired」(凄く疲れた)という言い方しか言わないと言っていました。
例文:
His girlfriend is dead posh!
(彼の彼女は超アッパークラスだよ!)
参考:「イギリス英語でよく使われている posh(ポッシュ)とはどういう意味でしょうか?イギリスの階級社会に関する英語表現 posh(ポッシュ)」
Try some of this cake – it’s dead nice.
(このケーキを食べてみて。めっちゃ美味しいよ。)
I think Benedict Cumberbatch is dead sexy.
(私はベネディクト・カンバーバッチが凄くセクシーだと思うよ。)
イギリス英語のスラング: right
right:スラング的な意味「全くの~」
「Right」という英単語には色々な意味がありますね。例えば、「正しい」や「ぴったりの」という意味があります。
今回紹介したい意味は「全くの~」という使い方です。これはイギリス英語とオーストラリア英語でよく使われています。
例文:
He’s a right tosser.
(彼は全くのバカやろう。)
She’s a right idiot.
(彼女は全くのバカ。)
My room is a right mess.
(私の部屋はとてもめちゃくちゃな状態だ。)
※つまり、「物があちこち置きっぱなしで片付ける必要がある」という意味になります。
My hair is in a right state.
(私の髪の毛は乱れている。)
※「right」は殆どネガティブな事について話す際に使いますね。
イギリス英語のスラング: well
well:スラング的な意味「とても(超)、凄く」
「Well」という単語の文法的に正しい使い方は「副詞」ですね。例えば、「sleep well」(よく寝る)や「speak English well」(英語を上手に話す)という使い方は正しいです。
例では「well」は動詞と一緒に使われています。
しかし、イギリス英語の口語的な使い方では、「well」は形容詞と一緒に使います。そうした場合、「とても」や「凄く」という意味になります。
このスラングはイギリス英語に限って使われていますし、これを使うと「頭が悪い」という印象を与える可能性があるので、私は使用をあまりお勧めしません(笑)。
しかし、イギリスのテレビドラマやコメディーにはよく出ますので覚えておくと便利だと思います。^^
例文:
That test was well hard.
(あのテストは超難しかったよ。)
She’s well pretty.
(彼女は超可愛い。)
His mate is well hard.
(彼の友達はめっちゃタフだよ。)