「じゃがいも」という意味になるイギリス英語スラング

「じゃがいも」という意味になるイギリス英語スラング
目次

spud、tattie、taterって何という意味?

今回の記事ではイギリス英語のスラングで「じゃがいも」という意味になるイギリス英語特有の言い方を紹介したいと思います。

この記事のまとめ

  • 北部のイギリス人はジャガイモをspudと言う。
  • tattiesとは元々スコットランド英語でジャガイモという意味のスラング
  • ローストしたジャガイモはroasties。

多くの方はイギリス人の主食はパンなのではないかと思っている方は多いと思います。しかし、多くのイギリス人の主食はジャガイモです。

主にローストしたジャガイモや茹でたジャガイモ、マッシュポテト、フライドポテトなどはイギリス人の主食になります。イギリスの家庭料理の殆どは何かしらにジャガイモが入っています。

そのため、イギリス人は「じゃがいも」という意味になるスラングをたくさん使います(笑)。今回の記事ではそういったイギリスらしい単語を紹介していきます。

spudの意味と使い方

まずは「spud」という単語を紹介したいと思います。発音は「スパッド」に近いですが、北部のイギリス人は「スプッド」という発音を使っています。

これは単純にpotato(じゃがいも)と同じ意味です。単語の由来は残念ながら不明ですが、19世紀頃からジャガイモという意味で使われているようです。

spudの使い方 例文

A: Can I help you make dinner, mum?
(おかあさん、夕食の手伝いをしようか。)

B: Yes, please. Can you peel those spuds?
(うん。じゃがいもを剥いてくれる?)

A: What do you want with this steak? Chips or boiled spuds?
(このステーキと一緒に何を食べたい? フライドポテトと茹でジャガイモ、どっちがいい?)

B: I think I’ll have chips.
(フライドポテトにしようかな。)

tattiesの意味と使い方

次に紹介する「tatties」(発音:タティーズ)は元々スコットランド英語のジャガイモのスラングです。しかし、現在はスコットランドに関わらずイギリス全土で使用されている単語です。これは単純にpotatoの指小辞です。

tatsとも省略できますが、これはtattooの省略にもなってしまうので「tatties」のほうが分かりやすいと思います。スコットランドには「neeps and tatties」という食べ物があります。

tattiesはジャガイモで、neepsはturnip(カブ)の省略です。これを一緒にマッシュして食べるサイドディッシュです。

tattiesの使い方の例文

A: This soup is delicious! What’s in it?
(スープはおいしいです!何が入っているんですか。)

B: It’s chicken stock, leeks, tatties and barley.
(鶏がらスープと長ネギとジャガイモと大麦です。)

A: Is baked tatties and beans alright for lunch?
(ランチはオーブンで焼いたジャガイモとベイクトビーンズだけどいいかな。)

B: Yeah, sounds fine.
(うん、いいよ。)

taterの意味と使い方について

次に「tater」はイングランドのスラングでpotatoの省略です。発音は「テイタ」になります。主にイングランドの南の方で使われるスラングです。

ロンドン周辺に住んでいる人が使いますね。それでは実際の使い方を例文で確認してみましょう。

taterの使い方の例文

A: Do you need anything from the shops?
(スーパーで何か必要なものある?)

B: Yeah, we’ve run out of taters. Can you buy another bag?
(そうね、ジャガイモがなくなっちゃった。もう一袋を買ってくれない?)

A: Let’s make a shepherd’s pie.
(シェパーズパイを作ろう。)

B: Ok. I’ll peel the taters while you cut the onions and carrots.
(いいよ。私はジャガイモを剥くから、玉ねぎと人参を切っておいてね。)

※shepherd’s pieはラムや牛肉のミンチとジャガイモでできたイギリスの伝統的な料理です。

他のジャガイモ関係の表現

ジャガイモに関する表現は他にも沢山あります。例えば、ローストしたジャガイモは英語でroast potatoesになりますが、roastiesというスラングもあります。

オーブンで焼く皮付きのジャガイモは正しくbaked potatoesといいますが、jacket potatoesというイギリス英語もあります。jacketとはジャガイモの皮です。

そして、イギリス英語で「フライドポテト」はchipsといいますが、フライドポテトと一口にいっても色々な言い方があります。

例えば、マクドナルドで売っているような細長いフライドポテトはイギリスでも「fries」といいますが、フィッシュアンドチップスショップで出てくるような太いフライドポテトの場合はchipsといいます。

他にも「波形で切ったフライドポテト」の事を「crinkle-cut chips」と言います。「くし形に切った皮付きのポテト」の事をpotato wedgesと言います。それでは、ジャガイモに関する英語は以上になります。

さすがジャガイモの国イギリス(笑)。フライドポテト一つとっても色々な呼び方がありますね(笑)。

「じゃがいも」という意味になるイギリス英語スラング

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