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イギリス人が使うdaftの意味とは? どんな使い方?

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イギリス英語のイディオム表現で多用されるdaftの意味と使い方


Mair
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皆さんこんにちは。今回の記事では、イギリス人がよく使う「daft」という単語の意味と使い方、イディオムとしての使い方についてお話していきたいと思います。


この「daft」という単語はイギリス英語特有の単語というわけではないのですが、他の英語圏の国よりも比較的多く好んで使う傾向がありますので、そういった意味では「イギリス英語っぽい単語」と考えて良いと思います。

「daft」は主に形容詞として使われますが、様々なイディオムとしても使われています。今回の記事では、それぞれの使い方やイディオムとしての使い方を紹介しながら、実際の使い方を例文で紹介したいと思います。それでは、「daft」とはどういう意味なのでしょうか。



イギリス英語で「気が狂った」,「ばかげた」という意味の使い方


イギリス英語で「気が狂った」,「ばかげた」という意味の使い方

この「daft」という単語は、「気が狂った」、「ばかげた」という意味になる形容詞です。発音はイギリスでも地方の方言によって異なりますが、私の場合「ダーフト」という発音を使っています。

イギリスの北部やスコットランドなどでは「ダフト」という発音になります。この単語はニュアンス的に失礼なスラングではありませんので、友達同士の間柄でもよく使いますし、親子の会話でもよく使います。

ビジネスシーンで使う機会は少ないと思いますが、だからといってビジネスシーンで使えないという訳ではありませんので、ビジネス英語として「daft」を使っても大丈夫です。

多くの場合、「daft + 名詞」というパターンで使われています。例えば、「a daft idea」(ばかばかしいアイディア)、「a daft joke」(変な冗談)などの組み合わせでよく使います。

そして、「don’t be daft」という表現もよく使います。これは「バカな事を言うなよ!」といった意味になります。他にも「a daft cow」(馬鹿な女)、「a daft bugger」(バカな人)といった表現もあります。

この「daft bugger」という表現は友達同士の間柄では使ってもOKですが、「daft cow」という表現は文脈によってはかなり失礼な言い方にもなりますので、扱い方には気をつけましょう!

「daft」は形容詞なので比較級と最大級の言い方もあります。つまり、「dafter」(~よりもばかばかしい)という表現と「daftest」(最もばかばかしい)という言い方もあります。

それでは、実際のイギリス英語での使い方を例文で確認してみましょう。


daftの使い方 例文



A: Shall we go to the beach tomorrow?
(明日ビーチに行こうか?)

B: That’s a daft idea. The weather forecast says snow.
(それはおかしいよ。天気予報によると雪が降るって。)



A: Let’s go out to the pub tonight. I want to get drunk!
(今夜パブに行こうよ。酔っぱらいたいな!)

B: Don’t be daft – we’ve got work tomorrow.
(馬鹿を言うなよ!明日は仕事だろう!)



A: I want to quit my job. It’s so boring!
(私は仕事を辞めたいな。とてもつまらない仕事だよ。)

B: That’s the daftest thing you’ve said today.
(それは今日行った事の中で最もおかしい発言だよ。)





スコットランド英語「dafty」の意味と使い方


スコットランド英語「dafty」の意味と使い方

このサイトをご覧の方はスコットランドがイギリスの一部という事をご存じだと思います。ですから、もちろん「daft」という言い方を使っていますが、スコットランド英語特有の言い方もあります。それは「dafty」という言い方になります。

「dafty」は「daft」と同じように形容詞として使う事ができますが、名詞としても使う事が可能です。スコットランド英語のアクセントでは「ダフティ」という発音になります。

それでは、実際のスコットランド英語での使い方を例文で確認してみましょう!


daftyの使い方 例文



A: Hey, ya dafty, you forgot your wallet!
(おーい、バカだね、お前! 財布を忘れたよ!)

B: Oh, aye, cheers mate!
(あ、そっか!ありがとう!) ※「aye」はスコットランド英語で「yes」と同じ意味。



A: What’s your new colleague like?
(新しい同僚はどんな人?)

B: He’s a wee dafty fool.
(まあ、あいつは変なバカだね。) ※「wee」はスコットランド英語で「小さい」という意味。





イギリス英語のイディオムで「とても変な人」という意味の「daft as a ○○」という表現


イギリス英語のイディオムで「とてもおかしい人」という意味の「daft as a ○○」という表現

次に紹介するのは、イディオムでのdaftの使い方です。「daft as a coot」と「daft as a brush」は、両方とも「とても変な人」という意味になります。「coot」は「オオバン」という鳥の名前です。

つまり、「daft as a coot」は「オオバンと同じくらいばかばかしい」という直訳になります。「daft as a brush」は「ブラッシュと同じくらいばかばかしい」という直訳になります。

この表現の由来を色々と調べてみたのですが、残念ながら良い情報を見つけられませんでした。ですから、由来を考えずにそのまま使った方が良いと思います(笑)。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。


daft as a ○○の使い方 例文



A: Do you get along with your brother?
(あなたはお兄さんと仲いいですか。)

B: Yes, he’s daft as a coot but a nice guy.
(仲がいいですよ。彼は変な人だけど優しい。)



A: Don’t put that on your chips! It’s sugar not salt!
(それをフライドポテトに掛けないで! それは塩じゃなくて砂糖だよ!)

B: Oops!
(あら、しまった!)

A: You’re as daft as a coot!
(あなたはおかしな人だね!)





「~が大好き」、「~にはまっている」という意味のイギリス英語の表現「be daft about ○○」


「~が大好き」、「~にはまっている」という意味のイギリス英語の表現「be daft about ○○」

最後に紹介する表現は、「be daft about ○○」という表現です。この表現は「~にはまっている」、「~が大好き」という意味です。

この「○○」の部分には、人の名前(恋愛の話の場合)や趣味(はまっている事)などが入ります。例えば、好きな人について話している際には「I’m daft about him」(私は彼の事が大好き)という表現を使って表現します。

また、誰かがサッカーの大ファンという場合には「He’s daft about football」(彼はサッカーが大好き)という言い方で使えます。

それでは、実際のネイティブの「be daft about ~」という表現の使い方を例文で確認してみましょう!


be daft about ○○の使い方 例文



A: Does your husband have any hobbies?
(ご主人には趣味はありますか。)

B: He’s daft about football. He’s always watching matches on the telly.
(彼はサッカーにはまっていますよ。彼はいつもテレビで試合を観ています。)



A: If you like him, tell him!
(彼の事が好きだったら告白してよ!)

B: I’m daft about him. But he’s already got a girlfriend so I can’t tell him.
(私は彼の事が大好きだけど、もう彼女がいるから何も言えないのよ。)





まとめ:イギリス英語「daft」の様々な意味と使い方


まとめると、イギリス人は「daft」(発音:ダーフト、ダフト)という形容詞をよく使います。この単語は「おかしい」、「変」、「ばかばかしい」といった意味として使いますが、他にも色々な使い方があります。

今回の記事では、「daft」のそれぞれの使い方やイディオムを紹介しました。そして、実際に使える例文も紹介しました。イギリス英語について質問があれば、是非ご連絡くださいね!


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