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「コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦の物語」という大人気イギリスのテレビドラマを分析します
私は最近、新しいイギリスのテレビドラマにハマってしまいました^^。このテレビドラマは「コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦の物語」(英語:Call the Midwife)というタイトルなのですが、皆さんはご存知でしょうか。
「コール・ザ・ミッドワイフ」というドラマは、2012年にイギリスのBBCで初めて放送された作品ですが、現在でも続いています。今までに6つのシリーズが制作されています。
このドラマは特にイギリスの女性に人気があります。「コール・ザ・ミッドワイフ」の舞台は1950年代の東ロンドンです。当時の東ロンドン(今でもそうですが)はとても貧しい地域でした。
多くの家族は小さくて古いアパート・家に住んでいました。そして、殆どの女性は沢山の子供を生みました。そういった女性の出産はローカルの助産婦さんによって助けられていました。
このドラマの主役は「ジェニー・リー」という看護師・助産婦です。彼女は若く綺麗でとてもピュアな人なので、東ロンドンの貧しい家族を初めて見た時にとても大きなショックを受けます。
ジェニーは新米の助産婦の頃、東ロンドンにある女子修道会に入ります。この修道会に住んでいる尼さんは全員看護師や助産婦として働いています。
ジェニーは尼さんになろうと考えていませんが、他の尼さん達と一緒に助産婦の仕事をやり始めます。
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「コール・ザ・ミッドワイフ」のトレーラー
ジェニーはロンドンの貧しいエリアで助産婦として働いている間に人間として成長していきます。彼女はそこで、「貧困」、「愛情」、「苦労」などの単語の意味を仕事を通して理解していくようになります。
私がこのドラマを好きな理由としては、「一般のイギリス人のストーリーが分かる」という点です。テレビでよく放送される時代劇は王様や貴族などの恵まれている人達の歴史を紹介しています。
しかし、この「コール・ザ・ミッドワイフ」は一般のイギリス人の戦後の苦しい生活を紹介しています。そして、戦後に作られたイギリスのNHS(社会保健サービス)の大切さも明らかになります。
実は、このドラマは実際の話に基づいています。ジェニー・リーという助産婦は本当に存在していました、彼女は助産婦の仕事を引退した後に自分の仕事について本を書きました。
つまり、このドラマに出るキャラクターとストーリーは本当の話なんです。
このドラマのそれぞれのエピソードには出産のシーンが出てきますので、主に女性向けのドラマです。ですから、血を見て吐き気をもよおす可能性のある男性は初めから観ない方が良いかもしれません(笑)。
しかし、可愛い赤ちゃんが好きな人やイギリスの歴史が好きな人、感動するドラマが好きな人は「コール・ザ・ミッドワイフ」はお勧めです。私はとても気に入りました^^
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「コール・ザ・ミッドワイフ」に出てくる英語について
このドラマには多くの医療用語が出てきますので、日本語の字幕なしで観る事は少し難しいかもしれません。しかし、字幕で観た場合でも「英語の医療用語」が少しでも分かれば、英語のリスニング練習になると思います。
ジェニーというキャラクターの英語は普通のイギリス英語ですが、東ロンドンのローカルな人は「コックニー」というアクセントで喋っていますので、少し聞き取りづらいかもしれません。しかし、よく聞いていると自然と慣れると思います。
ドラマを理解する為に役に立つ用語:
- pregnant ・・・ 妊娠している
- midwife ・・・ 助産婦
- nun ・・・ 尼さん
- convent ・・・ 女子修道会
- contraction ・・・ 出産時の子宮筋の収縮(=陣痛)
- miscarriage ・・・ 流産
- waters break/broken ・・・ 破水
- womb ・・・ 子宮
- stillbirth ・・・ 死産
- afterbirth ・・・ 胎盤と胚膜
- breech birth ・・・ 逆子出産
- labour ・・・ 陣痛・出産・分娩
イギリスのドラマなので、多くのイギリス英語特有の単語と表現が出てきます。
- pram ・・・ 乳母車
- chap ・・・ 男性
- arse ・・・ お尻・ケツ
- banknote ・・・ 紙幣
他にも多いと思いますが、私はシリーズ1しか観ていませんのでまだ紹介できません(笑)。
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「コール・ザ・ミッドワイフ」を観る方法
私はこのドラマをU-NEXT(ユーネクスト)
DVDはアマゾンで購入する事が出来ますが、残念ながら日本語の字幕がついていないと思います。しかし、勉強と思って英語のみで観るのもよい勉強になると思います^^
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冒頭でも紹介したように、このドラマは元々ジェニー・リーが書いた本の内容がベースになっています。基のストーリーを読んでみたい方は、以下の本がお勧めです:
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