イギリス英語

~istと~erの違いは何? 英語の語尾の意味、使い方、言葉の由来

「~ist」と「~er」の違いは何? 英語の語尾の意味、使い方、由来

英語の語尾 ~istと~erの違いと意味、どう使い分ける?


今回の記事では「~ist」と「~er」という二つの「英語の語尾の意味、使い方、由来」についてお話してみたいと思います。



実はこのテーマはある方から質問された事がきっかけで記事にしてみようと思いました。英語学習者の方の中には意外に「~istと~erの違い」について気になっている方がいらっしゃるようなので、他の読者の方にも役立つのではないかと思います。

例えば、例として「pianist」という単語は「ピアニスト(ピアノを弾く人)」という意味になり、「farmer」は「農家(農場を管理する人)」という意味になりますね。

しかし、何故、時々「~er」は「ist」になり、「ist」は「er」になるのでしょうか? これらにはどのような違いがあるのでしょうか。今回は、その違いについて詳しく説明してみたいと思います。

そして、~ist、~erの言葉の由来についても合わせてお話してみたいと思います。まず最初は「~ist」にクローズアップしていきます。




~istという語尾の意味と使い方、言葉の由来


~istという語尾の意味と使い方、言葉の由来

この「ist」という語尾はラテン語がルーツの英語です。しかし、ラテン語以前はギリシャ語として使われていた語尾です。

元々はギリシャ語の「istes」という言葉が由来になっているようです。ギリシャ語では「~をやる人」という意味になります。

英語の「ist」は一般的に名詞か形容詞と一緒に使う語尾になります。例えば、「pianoを弾く人」は「pianist」になります。「piano」は名詞なので「ist」という語尾を使います。他にも同じような例は沢山あります。


  • cello → cellist (チェロを弾く人)
  • dental surgery → dentist (歯医者)
  • typing → typist (タイピングをする人)
  • reception desk → receptionist (受付の人)
  • pharmacy → pharmacist (薬剤師)
  • biology → biologist (生物学者)



上記の例は全て「名詞+ist」という組み合わせになります。わかりやすくいうと、「ist」は「~者、~師」という意味になりますが、注意点としては、動詞とは一緒には使えないという点に気をつける必要があります。

ちなみこれは医学関係の単語や科学関係の単語としてよく使われる語尾ですね。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう!


istという語尾が入った単語の使い方の例文



A: What do you want to be in the future?
(将来の夢は何ですか。)

B: I’m interested in medicine and chemistry so I want to be a pharmacist. I want to work at a pharmacy.
(私は医学と化学に興味があるので薬剤師になりたいと思っています。薬局で働きたいと思います。)



A: What does your husband do for a living?
(ご主人の仕事は何ですか。)

B: He’s a violinist in an orchestra. He also teaches children how to play the violin.
(彼はオーケストラのバイオリニストです。そして、子供にバイオリンを教える仕事もしています。)



A: Who is the woman at the reception desk?
(フロントにいる女性は誰ですか。)

B: That’s Karen, our new receptionist. She started yesterday.
(新しい受付係のカレンさんですよ。昨日から始めています。)





「~er」という語尾の意味と使い方、言葉の由来


「~er」という語尾の意味と使い方、言葉の由来

次に「~er」という語尾は「ist」と同じ意味ですが、主に動詞と一緒に使う語尾になります。例えば、「スポーツ選手」は「~player」という言い方になりますね。

「player」は「play」という動詞 +「er」という語尾の組み合わせになります。「driver」(運転手)は「drive」(運転する)+「er」の組み合わせになります。他にも例は沢山あります。


  • teach → teacher (先生、教師)
  • call → caller (発信者)
  • write → writer (作家、著者)
  • build → builder (建築者、ビルダー)
  • program → programmer (プログラマー)



また、「er」だけではなく「or」という語尾もあります。これも意味は同じです。例えば、「actor」(俳優)、「dictator」(独裁者)、「doctor」(医者)などの単語がありますね。時々「er」と「or」を両方使う場合もあります。

例をあげると、「advisor」、「adviser」は両方とも「相談相手(アドバイスをする人)」という意味になります。この場合には「advisor」の方が「何か専門的な職名っぽい」ニュアンスを与えます。

「adviser」は単純に「アドバイスをする人」という意味になります。しかし、こういったケースではどちらを使っても大丈夫です。イギリス英語では、スポーツ選手について話す際に「スポーツ+er」という組み合わせを使う事が多いです。

例えば、「football」は名詞ですが「footballer」(サッカー選手)という言い方をします。一方、アメリカ英語では「football player/soccer player」という言い方になります。

他にもいくつか例があります。例えば、以下のような使い方です。


  • cricketer = クリケット選手
  • golfer = ゴルフ選手



そして、「er」を名詞と一緒に使うと「~のある物」というニュアンスを与えます。例えば、「三つの車輪のある車」は「three wheeler」といいます。

「three wheels」+「er」は「三輪車」というニュアンスを与えます。他にもあります。例えば以下のような使い方です。

  • hit a ball with your head → header (ヘッダー)
  • bus with two decks → double decker (2階付きのバス)
  • someone who is six feet tall → a six-footer (身長が180センチある人)





〇〇出身という言い方の「場所+er」という表現


〇〇出身という言い方の「場所+er」という表現
最後は、「場所+er」という組み合わせの使い方もあります。例えば、「a Londoner」は「ロンドン出身の人」という意味になります。「prisoner」は「prison(刑務所)にいる人(囚人)」という意味になります。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう!


「er」という語尾の入っている単語の使い方の例文



A: Who’s that man waiting outside your house?
(家の前に待っている男性は誰ですか。)

B: He’s a cab driver. I called a taxi but he arrived early.
(タクシー運転手ですよ。私は前にタクシーを呼んだんだけど早く着いたよ。)



A: Why does Tom speak with such a strange accent?
(何故トムはそんな変な訛りを話しているの。)

B: He’s a Northerner! He comes from Yorkshire.
(彼は北の人ですよ。ヨークシャー出身です。)



A: Who is your perfect man?
(あなたの理想的な男性はどんな人ですか。)

B: Someone with a handsome face and dark hair. Oh, and I would prefer a six-footer!
(ハンサムな顔で黒い髪の毛の人がいいね。あ、そして180センチくらいだったらいいな!)





まとめ:「~ist」と「~er」の違い


まとめると、「ist」と「er」(そしてor)は全て「~者、~師、~家、~人」という意味になります。しかし、一般的には「ist」は、名詞か形容詞と一緒に使う語尾です。

そして「er」は一般的に動詞と一緒に使う語尾です。しかし、これ以外にも例外は沢山あります。「er」は名詞と一緒に使うと「~のあるもの」という意味になります。

そして、「場所」と一緒に使った場合「~から来た人・物」という意味になります。今回はこれで以上になりますが、イギリス英語以外にも今回のような文法的な内容の質問があれば、是非ご連絡くださいね!


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