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5つのイギリス英語特有の単語・表現・スラング:「chugger」,「plummy」,「jobsworth」,「to take the mickey」,「jolly hockey sticks」の意味と使い方を紹介
当サイトではよく「イギリス英語とアメリカ英語の単語の違い」についての記事を紹介しています。復習として今までに紹介した単語の違いを紹介すると、例えば以下のようなものがあります。
イギリス英語とアメリカ英語の単語の違いの例
イギリス英語: biscuit
アメリカ英語: cookie
日本語: クッキー
イギリス英語: chips
アメリカ英語: french fries
日本語: フライドポテト
以上の単語は単純にボキャブラリーの違いだけなので、イギリス英語とアメリカ英語では「同じ物でも違う単語を使う」というだけになりますが、今回は「イギリス英語特有の単語」、「イギリス人だけが使う単語」を紹介したいと思います。
ですから今回紹介する単語はアメリカ英語には翻訳出来ない単語です。これらのような単語はアメリカに存在しない物、コンセプトの単語なのでアメリカ英語の単語がありません。
それでは、5つのユニークなイギリス英語の単語を紹介していきたいと思います^^

★イギリス英語とアメリカ英語に関する参考記事:
- イギリス英語とアメリカ英語の違い:キッチン関連のボキャブラリーの違いについて
- 「pardon」 「sorry」 「excuse me」のイギリス英語とアメリカ英語での微妙なニュアンスの違いについて
- イギリス英語とアメリカ英語の食事という言い方の違いについて:dinner、tea、supperの違い
- イギリス英語とアメリカ英語のボキャブラリー(語彙)の違い「rent」と「hire」の使い方
イギリス英語のユニークな単語: 1. chugger
chugger:(道でチャリティー寄付を集めている人)
この単語はユニークなイギリス英語のスラングだと思います。イギリスの様々なタウンセンター(town centre =街の中心にある商店街)に行くと必ずといっていいほどこういう人に話しかけられます。
彼らはチャリティー団体に勤めているパートタイムのスタッフです。「Chugger」は犯人や詐欺師という意味ではないのですが、話がとても上手(よい意味で^^)でしつこいので一度話すと中々断りづらくなります。
彼らの目標はチャリティーの寄付にサインをさせる事です。「Chugger」というスラングは「charity mugger」(チャリティー系強盗)という皮肉めいたニックネームの省略です。
もしイギリスで「Chugger」に話しかけられて、あなたが寄付したくないと思っている場合、「No thank you」(結構です)とはっきり言った方が良いと思います。
例文:
The town centre was full of chuggers this morning.
(今朝、町の中心部にはチャリティー寄付を集めている人が多くいました。)
イギリス英語のユニークな単語: 2. plummy
plummy:(上流階級のアクセントで話す事)
この単語は特にイギリス英語っぽいと思います。アメリカでは話し方(アクセント)だけで人の「クラス」(階級)が分かりづらいと思います。
しかしイギリスでは、話し方でその人が労働階級なのか中流階級なのか上流階級の人なのか直ぐに理解する事が出来ます。
特に「posh(高級、上流階級)」な話し方は上流階級の証です(笑)。このような話し方は「plummy」と言います。「Plummy accent」を使う人の良い例は「Stephen Fry」という俳優・芸能人です。
例文:
The actor Stephen Fry speaks with a very plummy accent.
(スティーヴン・フライという俳優はとても上品なイギリス英語のアクセントで話しています。)
イギリス英語のユニークな単語: 3. jolly hockey sticks
jolly hockey sticks (とても元気で熱血タイプの上流階級の女性)
このタイプの人は他の国では中々見られないようなタイプの女性かもしれません!この表現は必ず女性に対して使います。「Jolly hockey sticks」と言われる女性は上流階級の人でとても上品なアクセントを使って話しているタイプの女性です。
良い(有名な)私立学校を通いスポーツやアウトドアが好きなタイプです。「Jolly」という単語は「陽気」や「にぎやか」という意味になります。
「Hockey sticks」は「ホッケー用のスティック」という意味になります。ホッケーというスポーツはイギリスの私立学校でとても人気があるスポーツです。
つまり「元気でにぎやかなホッケーをするようなタイプの女性」という意味になります。しかしこの表現はポジティブな表現ではありません。逆に「元気すぎて空気が読めない」というニュアンスが含まれています。
周りの人をいらいらさせるタイプです。やはりこのようなタイプの女性は他の国では珍しいと思いますが・・(笑)。どうでしょうか^^
例文:
Katie is very jolly hockey sticks, isn’t she. I think she went to a very posh school.
(ケイティーは「上流階級」の女性ですよね。とても高級な私立学校に通ったと思うよ。)
イギリス英語のユニークな単語: 4. jobsworth
jobsworth (マニュアル通りに動く職員・規則本位の人)
こういう人のタイプはイギリスに多くいると思います(日本にもいるかもしれません)。「Jobsworth」と呼ばれるようなタイプの人は店の店員や公務員などによくいるタイプの人です。
このタイプの人はフレキシブルはないし、自分の仕事以外の事をしてくれない人でマニュアル通りにしか動いてくれない人ですね。
例えばイギリスのパブやバーのハッピーアワーは8時に始まりますが、もしお客さんが7時59分に注文した場合、「jobsworth」という店員は・・しつこく「注文できませんよ。まだ8時になっていませんよ」のような事を言います(笑)。
例文:
The man who works at the city office is such a jobsworth.
(市役所で働いている男性は本当にマニュアル通りに働く人だよね。)
イギリス英語のユニークな単語: 5. to take the mickey
to take the mickey (友達をバカにする・からかう事)
この表現はイギリス英語でしか使われていません。私は別の記事で「banter」という単語を紹介したと思います。「to take the mickey」は「banter」に近い意味になります。
参考記事:「イギリス人がよく使う「banter」の意味、ニュアンス、使い方について」
「友達をからかう事」は「to take the mickey」になりますし、もっと強くいじめに近い「バカにする」といった表現も「to take the mickey」になります。
例文:
My dad was taking the mickey out of my new haircut.
(私の父親は私の新しい髪型をバカにしてきた。)
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