イギリス英語 PR

Wouldの色々な使い方と正しい使い分けについて:依頼、意思・主張、条件文、仮定語句、過去について

Wouldの色々な使い方と正しい使い分けについて
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

📚 イギリス英語のバイブル教材
British English Master 👂

教材の詳細

英文法の紹介:Wouldの色々な使い方と正しい使い分けについて



皆さん、こんにちは。いつも当サイトを読んでくれてありがとうございます。

私は当サイトの記事を書く際に出来るだけイギリス英語やイギリスのカルチャーに関する記事を書こうと意識していますが、しかし時には基本的な英語の知識について知りたい方も多いのではないかと思います。


実際にサイトでは紹介していない基礎的な英語の質問も過去に頂いた事があります。そんな事もあって時々、サイト内でも基礎英文法や英単語を紹介したと思います。

(サイトにはアップしていませんが、個別にメールで回答していますのでご安心下さい^^)


今回の記事は「would」という助動詞について書きたいと思います。実はこの記事は当サイトの読者の方から頂いた質問に対する返事です!

皆さんも、英文法や英単語に関する質問があれば、是非ご連絡くださいね!(イギリス英語関係ではなくてもオッケーです!)


読者の方の質問:


Would の使い方がわかりません!いろいろ特殊なのがあるので教えてください!



Wouldの色々な使い方と正しい使い分けについてWouldの色々な使い方と正しい使い分けについて

おすすめ記事:




Wouldの色々な使い方に関するマリのアドバイス



まずはご質問ありがとうございます。今回はかなりざっくりした質問なので^^、私の方で色々と付け加えて「would」の使い方を紹介したいと思います。

確かに「would」には多くの使い方がありますので、英語学習者にとってちょっと分かりづらいですよね。

以下に出来るだけ分かりやすく説明していきたいと思います。基本的に「Would」には下記の使い方があります。


1. 依頼する際
2. 意思を言う・意思を聞く際
3. 過去における習慣
4. 条件文、仮定語句
5. 過去における単純未来
6. 他人の話を伝える際
7. 過去における強い意志・主張



上記のリストを見ると「ちょっと難しいな~!」と思ってしまう人や苦手意識が出てしまう人がいるかもしれませんが、簡単な例文で使い方を覚えれば問題ないと思います^^。

では、それぞれの使い方をクローズアップしていきます!




Wouldの色々な使い方と正しい使い分け: 1. 依頼をする際の使い方



日本語の「~をしてくれる?」を英語にすると、「Will you ~?」か「Would you ~?」というパターンになります。

「Would you」は「Will you」よりも丁寧でソフトな依頼になります。


例文:

Will you do the washing up?
Would you do the washing up?
(皿を洗ってくれる?)


Will you be quiet!
Would you be quiet!
(静かにしてくれ!)
※これは「依頼」の文法ですが、親や先生が言うと「命令」に近いニュアンスですね^^


Will you shut that window?
Would you shut that window?
(あそこの窓を閉めてくれる?)




Wouldの色々な使い方と正しい使い分け: 2. 意思を言う・意思を聞く際の使い方



日本語の「~がしたい」、「~がしたいですか?」というパターンは単純な英語で「I want to ~」と「Do you want to ~?」になります。

もっとソフトで丁寧に言う際には「I would like ~」と「Would you like to ~?」というパターンになります。英語の「丁寧語」として考えれば良いと思います。

「Would you like ~?」は何かを提供する際にも使う事が出来ます。


例文:

I want to go home.
I would like to go home.
(私は家に帰りたいと思います。)


Do you want to sit down?
Would you like to sit down?
(あなたは座りたいですか?・座りませんか?)


Would you like a biscuit?
(クッキーを食べませんか?)


Would you like a cup of tea?
(お茶を一杯飲みませんか?)




Wouldの色々な使い方と正しい使い分け: 3. 過去における習慣の使い方



「昔、~をよくしていた」という話をする際に「would」を使います。英語の「used to ~」と似ている文法です。例文で説明した方が分かりやすいと思いますので以下の例文で使い方を確認してみましょう。


例文:

When I was a child, I would visit my grandparents every week.
(私が子供の頃、毎週祖父母の家に訪れる習慣がありました。)


When I lived in New York, I would buy a coffee from Starbucks every morning.
(私がニューヨークに住んでた時、私は毎朝スタバでコーヒーを買う習慣がありました。)


We would go to Ireland on holiday every year.
(私たちは毎年アイルランドに旅行するという習慣(毎年恒例のイベント)がありました。)
※この例文は「would」という文法がメインになっていますが、いつか他の記事で「would」と「used to」の違いについても書くつもりです。




Wouldの色々な使い方と正しい使い分け: 4. 条件文、仮定語句の使い方



「条件文」という英文法は日本の中学校と高校の英語授業で教えられているはずです。この文法は英語学習初心者にとって少し分かりにくいと思います。

条件文には色々な種類がありますが、「would」を使うパターンは2つあります。


「現在・未来における仮定的なシチュエーション」


If I won the lottery, I would buy a new house.
(もしも私が宝くじに当ったなら、新しい家を買うだろう。)


If I had a daughter, I would name her Mary.
(もしも私に娘ができるのなら、メアリーという名前を付けるだろう。)


上記の例文では、将来の仮定的なシチュエーションを想像していますね。この文法では「would」を使います。

「If」で始まる”節”には動詞の過去形を使います。次の節に「would 動詞(現在形)」を使います。



では次は、「過去における仮定的なシチュエーション」の場合です。


I would have come to your party if you had invited me.
(あなたが誘ってくれたら、私はパーティーにいたよ。)


If it hadn’t have rained, we would have gone to the park.
(雨が降らなかったら、私たちは公園に行っただろう。)


上記の文法は「仮定過去完了」という英文法になります。これは英語学習者にとって最も難しく感じる文法かもしれません。主に下記のパターンを使います。

「If+主語+過去完了の形、主語+助動詞(would)+have+過去分詞」




Wouldの色々な使い方と正しい使い分け: 5. 過去における単純未来の使い方



これは上記の条件法・仮定法に少し似ている文法です。「過去に将来について話した・考えた事」という文法になります。


例文:

When I was young, I thought I would become a doctor.
(私が若い頃、自分が医者になると思っていました。)


When I had my accident, I thought I would never walk again.
(私は事故の時、もう歩けないと思っていました。)




Wouldの色々な使い方と正しい使い分け: 6. 他人の話を伝える際の使い方



人やテレビニュース等の話について話す際に「would」を使います。この場合、「would」は「will」の過去形になります。


例文:

天気予報: It will rain tomorrow.
     (明日雨が降るだろう。)
 
それを他人に言う際: The weather forecast said it would rain tomorrow.
          (天気予報によると明日雨が降るそうです。)


母親: I will pay.
   (私が払うよ。)

それを他人に言う際: My mother said she would pay.
          (私の母親は自分が払うと言いました。)


ボブ: I will help you cook dinner.
   (夕食作りを手伝ってあげるよ。)

それを他人に言う際: Bob said he would help me cook dinner.
          (ボブは夕食作りを手伝うと言いました。)




Wouldの色々な使い方と正しい使い分け: 7. 過去における強い意志・主張の使い方



これは殆ど「否定文」になります。つまり、「Would not」か「wouldn’t」を使う文章になります。


例文:

The CD I bought was broken but the shop wouldn’t give me a refund.
(私が買ったCDは壊れていたが、店はお金を返してくれなかった。)

I pushed it hard but the door wouldn’t open.
(私はドアを強く押したが(ドアが)開かなかった。)




Wouldのまとめ:



他にも「would」を使う文法ポイントがありますが、上記に紹介した文法は最も重要だと思います。

それぞれの文法ポイントの一つの例文を暗記すれば「would」を使えるようになると思います。では下記の文章を暗記して使ってみましょう。


例文:

Would you close that window?
(あの窓を閉めてくれる?)


Would you like to go home?
(あなたは帰りたいですか?)


I would like to go home.
(私は帰りたいと思います。)


When I lived in Tokyo, I would go shopping in Shibuya every Saturday.
(私が東京に住んでた時、私は毎週土曜日に渋谷へ買い物に行く習慣がありました。)


If I won the lottery, I would buy a new house.
(もしも宝くじに当たるなら、新しい家を買うだろう。)


If it hadn’t have rained, we would have gone to the park.
(雨が降らなかったら、私たちは公園に行っただろう。)


When I was young, I thought I would become a doctor.
(私は若い頃、自分が医者になると思いました。)


My mother said she would pay.
(私の母親は自分が払うと言いました。)


I pushed it hard but the door wouldn’t open.
(私はドアを強く押したが(ドアが)開かなかった。)



「would」の使い方について理解して頂けましたでしょうか^^

中にはちょっとわかりずらい文法ポイントがあったと思いますが、基本的には例文にて使い方やニュアンスを覚えるようにすればよいのではないかと思っています。





スポンサーリンク

イギリス英語のバイブル教材

ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の制作・編集も私が手作りしているので、イギリス人としての英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。

教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

イギリス英語のバイブル ブリティッシュイングリッシュマスター 




イギリス英語に特化したイディオム教本


ブリティッシュイングリッシュイディオムマスターはイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。

イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。

1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。


イギリス英語のイディオム専門教材:ブリティッシュイングリッシュ・イディオムマスター
⇒ 教材の詳細