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peopleの後に来るbe動詞は「is」か「are」のどちらが正しい?イギリス英語と集合名詞を詳しく解説

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イギリス英語の集合名詞とアメリカ英語の集合名詞の違い



Mair
Mair
皆さんこんにちは。Mairiです。今回の記事では当サイトの読者の方から頂いたイギリス英語の文法に関する質問」に答えてみたいと思います。


具体的な質問内容のテーマとしては「イギリス英語での集合名詞の扱い方」になります。実は以前に他の方にもpeopleの後に来るbe動詞は「is」か「are」のどちらが正しいの?という質問をされた事がありますので、気になっている方は意外に多いのかもしれませんね^^

実は私は以前に別の記事で「イギリス英語と集合名詞」について説明した事があります。その記事ではイギリス英語とアメリ英語の「集合名詞の扱い方の違い」について説明しました。




今回読者の方から頂いた質問に答えると同時に、再度、集合名詞の扱い方についてもう少し詳しく説明してみたいと思います。それでは、質問はこちらになります!



読者の方の質問内容:

さて、質問なのですが、英語、特にイギリス英語では “people is ~” という形は正しい形なのでしょうか。こちらのサイトではイギリスにおける集合名詞は単複どちらで解釈しても良いとのことだったかと思います。

それならば”people”も集合名詞として捉えて単数形で解釈、もしくは”peoples”と使われる場面があるので”people”を文法的に単数形で解釈して”people are ~” でなく”people is ~” でも良いのではないかと感じました。

私自身は”people is ~”の形で書かれている文章を見たことはなく、過去には使われていたかもしれないが現代ではおそらく使われない形なのだろうと思っているのですが、この点に関してご回答いただければ幸いです。



まずは、ご質問ありがとうございます。そして、いつも当サイトを読んで頂きましてありがとうございます。まずは「集合名詞」についてもう少し詳しくみていきましょう。





集合名詞とは?


「集合名詞」は英語で「collective noun」といいます。「collective noun」は単数形の名詞ですが、「グループ」、「団体」、「チーム」などの「人・動物・物集合」を表す名詞です。下記の単語は全て「集合名詞」です。

  • team(チーム)
  • committee(委員会)
  • gang(ギャング、団体)
  • Leicester City, Manchester United, Urawa Reds(などのチーム名^^)
  • family(家族)
  • flock, herdなど(動物の群れ)


これ以外にも沢山の例があります。





イギリス英語とアメリカ英語の集合名詞の扱い方の違い


アメリカ英語では、集合名詞は普通の名詞と同じように扱われています。例えば、アメリカ人のある人が私の大好きなサッカーチームのLeicester City(レスター・シティ)の話をした場合、彼らは「Leicester City」というチーム名を「単数形の名詞の扱い方」で話します。

それでは、実際の会話例でみていきましょう。


アメリカ英語で「集合名詞」を使う際の例:



アメリカ英語: Leicester City plays at the King Power Stadium.
(レスター・シティはキング・パワー・スタジアムで試合をします。)



しかし、イギリス英語では、Leicester Cityは一つのチームですが、そのチームの中には「沢山の選手」がいますので複数形の名詞の扱い方をします。

イギリス英語で「集合名詞」を使う際の例:



イギリス英語: Leicester City play at the King Power Stadium.
(レスター・シティはキング・パワー・スタジアムで試合をします。)



つまり、イギリス英語では「Leicester City」という名詞は複数形として扱います。ですから「plays」という動詞の形ではなく「play」になります。これは日常会話だけではなく、新聞記事などのライティングにも出る文法です。

下記の例は、実際のイギリスとアメリカの新聞記事の見出しです。これで文法の違いが分かると思います。




「people is」と「people are」はどちらが正しい?


それでは、読者の方の質問に戻ります。「people」という単語には二つの意味があります。一つ目の意味は「person」(人)の複数形です。これは「集合名詞」ではありませんので、特別な扱い方をしなくても大丈夫です。つまり、「people are ~」というパターンが正しいです。「people is」というパターンは使いません。



「people is」と「people are」の正しい例と間違った例:



That person is talking.
(その人は話しています。)

Those people are talking. (正しい文法)
Those people is talking. (間違った文法)
(その人たちは話しています。)

This person is my friend.
(この人は私の友達です。)

These people are my friends. (正しい文法)
These people is my friends. (間違った文法)
(この人たちは私の友達です。)



そして「people」のもう一つの意味は「国民、民衆、民族」という意味です。この意味の「people」は一応「集合名詞」ですが、「people」は単数形の名詞としては、滅多に使われる事はありません。

そして、文章の主語としては、あまり使われませんのでpeopleの後に来るbe動詞は「is」なのか? それとも「are」なのか?という事を迷う事は少ないと思います。また「peoples」(民族の複数形)という形の方が文章でよく使われています。

例えば:

The native peoples of Australia and New Zealand speak many different languages.
(オーストラリアとニュージーランドのそれぞれの先住民族は色々な言語を話します。)

このような例文があるとして、私は”native people is”というフレーズをグーグルで検索してみましたが、そのフレーズを使った例はありませんでした。結局、「people is」という表現は英語ネイティブの人には使われていません。

もっとはっきり言うと「99.9%」の場合「people are」という文法を使うべきだと思います^^



peopleの後に来る正しいbe動詞に関するまとめ


イギリス英語とアメリカ英語の集合名詞の扱い方には違いがあります。一般的に、イギリス人は単数形の集合名詞を複数形の名詞と同じように扱います。

しかし、アメリカ英語で集合名詞は単数形の名詞と同じ扱い方になります。つまり、イギリス英語では「the team are」というパターンを使えますが、アメリカ英語で「the team is」というパターンが正しい文法です。

「people」は殆どの場合「person」(人)の複数形なので「集合名詞」ではありません。しかし、時々「people」は「民族、国民」という意味になります。

この「people」は集合名詞ですが、英語ネイティブの会話・ライティングで単数形の「people」は文章の主語として使われていませんので「集合名詞の扱い方」をする必要はありません。

以上になりますが、こちらの説明でまだ分からないところがあれば、是非、実際の英語の例文を送って頂ければお答えしますよ^^。 私はその例文に出てくる文法を出来るだけわかりやすく説明してます^^


質問はこちらのページ

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