子育て・育児に関するイギリス英語とアメリカ英語の違い
今回の記事では子育て関連のイギリス英語のボキャブラリーとして「nappy、pram、dummy、cotの意味と使い方」について紹介してみたいと思います。
読者の方の中には、子育て中という方もいらっしゃると思います。中にはお子さんに英語を教えたいと思っている方もいると思います。また、もしかするとイギリス人のパートナーがいるという方もいらっしゃるかもしれません。そんな際に役立つボキャブラリーだと思います。
そして、最近私のアメリカ人の友達に子供が生まれました。彼女のベイビートーク(赤ちゃん言葉)を聞いていると私はイギリス英語とアメリカ英語の違いについて気が付くようになりました。
やはり、ベイビートークを含めた子育て関連のボキャブラリーでもイギリス英語とアメリカ英語の違いは多いです。そこで子育て関連のボキャブラリーをイギリス英語とアメリカ英語を比較しながら紹介していきたいと思います。
nappyの意味と使い方
- 日本語:オムツ
- イギリス英語:nappy
- アメリカ英語:diaper
イギリス人は基本「diaper」という単語は使いませんが、アメリカのテレビドラマや映画の影響もあり、現在では殆どのイギリス人はこの単語の意味を知っています。しかし、イギリス人は必ず「nappy」という単語を使います。
イギリスのスーパーマーケットや薬局等に行った際「nappy」(複数形:nappies)という単語を使わないと通じづらいと思いますのでこちらを使いましょう。nappyは元々napkinの省略ですが、napkinは現在、おしぼり」という意味になります。それでは、実際のイギリス人の使い方を例文で確認してみましょう。
nappyの使い方 例文
A: Excuse me, where are the nappies?
(すみません。オムツはどこにありますか?)
B: They’re with the other baby items over there.
(あそこです、他の赤ちゃん関係の商品の近くにあります。)
A: Did you change the baby’s nappy?
(赤ちゃんのおむつを替えた?)
B: Yes, I just changed it.
(うん、今替えたよ。)
pram、buggy、pushchairの意味と使い方
- 日本語: ベビーカー
- イギリス英語:pram, buggy, pushchair
- アメリカ英語:stroller
イギリス人はベビーカーという際にアメリカ英語の「stroller」という単語は使いません。pramという単語は少し古い言い方ですが、現在でもまだ使っている人はいます。pramというベビーカーは小さい赤ちゃん向けのベビーカーです。
(http://en.wikipedia.org/wiki/Silver_Cross_(pram))
pramという単語は「perambulator」の省略ですが、この単語はもう通じないと思います。イギリスでは一般的にベビーカーは「pushchair」や「buggy」と呼ばれています。それでは実際の使い方を例文でみてみましょう。
pram、buggy、pushchairの使い方 例文
A: Do you use your pram when you travel by train?
(電車に乗るときにベビーカーを使いますか。)
B: No, we usually use the carrier.
(いいえ。一般的に抱っこ紐を使います。)
A: This pushchair is easy to push.
(このベビーカーは押しやすいですね。)
B: It’s because the wheels are big.
(車輪が大きいから。)
dummyの意味と使い方
- 日本語:(乳児用の)おしゃぶり
- イギリス英語:dummy
- アメリカ英語:pacifier
私はこの記事を書く前にリサーチをしていたのですが、今まで「pacifier」というアメリカ英語の単語を耳にした事はありませんでした。イギリスでは「pacifier」という単語は絶対に通じません。
イギリス人は(乳児用の)おしゃぶりという際「dummy」という単語を使います。dummyは「偽物」という意味になります。つまり「お母さんのおっぱいの偽物」という意味になる単語です(笑)。
そして、dummyとpramは面白いイディオムに使われる事が多いです。例えば「Throw your dummy out of the pram」というイディオムは「(大人が)ムカついて腹を立てる」という意味になります。それでは実例文をみてみましょう。
dummyの使い方 例文
A: Give the baby his dummy.
(赤ちゃんにおしゃぶりをあげて。)
B: I did, but he dropped it.
(あげたけど、赤ちゃんは落としちゃったよ。)
A: When did your son stop using his dummy?
(息子さんはいつおしゃぶりを辞めたの?)
B: When he was two. But it was really hard to wean him off it.
(2歳の時。だけど、やめさせることは大変だった。)
A: Why did Vicky and Mike break up?
(ヴィッキーとマイクはどうして別れたのかな。)
B: She threw her dummy out of the pram when he forgot her birthday.
(彼は彼女の誕生日を忘れて、彼女が暴れたからだ。)
cotの意味と使い方
- 日本語:ベビーベッド
- アメリカ英語:crib
- イギリス英語:cot
イギリス英語では「crib」と「cot」の両方通じますが、一般的には「cot」という単語の方がよく使われます。一方アメリカ英語で「cot」はベビーベッドという意味にはなりません。
アメリカ英語場合「cot」は「大人用のシングルベッド」という意味になりますので、使う際には気をつけましょう。それでは実際のイギリス英語の使い方を確認してみましょう。
cotの使い方 例文
A: Where is the baby? Is she asleep?
(赤ちゃんはどこ?もう寝ているの?)
B: Yes, she’s sleeping in her cot.
(そうよ。赤ちゃんはベビーベッドで寝ているよ。)
A: Did your baby sleep well in her cot?
(赤ちゃんはベビーベッドでよく寝ていた?)
B: No, we hardly used it. She always slept next to me.
(いいえ、ほとんど使わなかった。いつも私の隣に寝ていた。)
wind the babyの意味と使い方
- 日本語:(赤ちゃんに)ゲップをさせる
- アメリカ英語:to burp (the baby)
- イギリス英語:to wind (the baby)
この「burp」という単語はイギリスでもアメリカでも両国で通じますが、一般的にイギリス英語では「wind」という単語の方がよく使われます。そして「wind」は動詞だけではなく名詞としても使えます。
しかし「ゲップ」以外にも、「オナラ」という意味としても使えます(笑)。それでは実際の使われ方を例文で確認してみましょう。
wind the babyの使い方の例文
A: The baby is always sick after drinking milk.
(あかちゃんはミルクを飲んだら必ず戻すよ。)
B: You have to wind the baby after feeding her.
(赤ちゃんにミルクをあげてから、ゲップをさせないといけない。)
A: The baby just burped!
(赤ちゃんは今げっぷしたよ!)
B: Yes, she drank a lot and now she’s got the windypops!
(そうよ!たくさん飲んだから今ガスっぽくなった!)
※イギリス英語の「ベビートーク」では「windypops」は「ゲップをしそう」という意味になります。
milk toothの意味と使い方
- 日本語:乳歯
- アメリカ英語:baby tooth (teeth)
- イギリス英語:milk tooth (teeth)
アメリカ英語の「baby tooth」はイギリスでも通じますが、多くのイギリス人は「milk tooth」という表現を使います。そして、子供の乳歯がぐらつくと「wobbly tooth」という表現を使います。
一方アメリカ英語では、ゆるくなってぐらついた乳歯のことは「loose tooth」といいます。それでは実際の使い方を例文で確認してみましょう。
milk toothの使い方 例文
A: Does your baby have any teeth yet?
(赤ちゃんはもう歯が生えてきたの?)
B: Yes, her first milk tooth came through last week.
(はい、最初の乳歯は先週生えてきた。)
A: Is that an adult tooth or a milk tooth?
(それは大人の歯ですか。それとも乳歯ですか。)
B: It’s an adult tooth. It came through last year.
(大人の歯ですよ。去年は生えてきました。)
creche/nurseryの意味と使い方
- 日本語:保育園
- アメリカ英語:day-care (center)
- イギリス英語:creche (“クレッシュ”), nursery
イギリス英語では、一般的に保育園のことを「nursery」と言います。しかし、会社や大学に自分の保育室があるという場合には、それを「creche」と言います。
イギリス英語の「creche」はフランス語が由来の単語だと思います。アメリカでいう「kindergarten」や「preschool」は日本の幼稚園のようなものですが、イギリスではそういったものは全てnurseryになります。それでは実際の使い方をみてみましょう。
creche/nurseryの使い方 例文
A: Is your daughter at primary school yet?
(娘さんはもう小学生ですか。)
B: No, she goes to the creche in my company’s building.
(いいえ。私の職場のビルにある保育所に通っています。)
A: Does your son enjoy nursery?
(息子さんは保育園が好きですか。)
B: Yes, he loves his teacher and classmates.
(好きですよ。彼は先生とクラスメートが大好きです。)
それではこれで以上になります。今回の記事ではイギリス英語とアメリカ英語の育児・子育てに関する単語の違いを紹介してみました。他にも気になるイギリス英語のテーマがある方は是非ご質問よろしくお願いいたします。お待ちしています。